こちらでは車内洗浄の実際について紹介します。
目次
車内洗浄の実際
車内洗浄に期待されることは、汚れの除去による美観回復と消臭です。ここでは洗浄方法について紹介します。
美観回復と消臭の違い
本来は汚れを除去することで美観と消臭の両面で改善が期待できます。しかし、洗浄の特性を踏まえると単純に洗浄すれば良いわけではありません。
美観回復であれば汚れの除去がメインになります。
消臭でも汚れの除去がメインになりますが、リンサー洗浄では噴射液がニオイの元を座席の奥に押し込む可能性があるのです。
そこで汚れを分解してから吸引することを2回行います。その後に洗浄を行うことで噴射液の押し込みと吸引についての問題が解決します。
車内洗浄とダニの除去
車内にはさまざまな汚れが蓄積しますが、中でもダニはどんどん増えていきます。ダニは車内のフケや皮脂をエサにして増えていきますが高温時や厳寒期には生存が困難となり死骸になります。
ここにダニの死骸をエサにするダ二が集まってきます。そして条件が整うことでフケや皮脂を求めてダニが集まるのです。
とにかくダニが集まってきますがバキュームで取り除くことには限界があります。ダニは紫外線を避けるためにシートのある程度深いところに移動するからです。車内洗浄であればダニの洗浄に効果を発揮します。
よごれに効かせる手段
- 洗浄剤で分解
- スチーム除菌
- 消臭剤に吸着
- リンサークリーナーで洗浄吸引
これらを繰り返して洗浄をおこないます。作業にはシミ抜きも含まれています。固着や沈着よごれでない限りシミは改善します。