こちらではカーシートクリーニング選びに役立つ知識を提供できればと思います。
カーシート洗浄とは？
カーシートクリーニングとはカーシートなどをバキュームやリンサー洗浄機などで清掃するカーシートをキレイにする全般的な表現です。
カーシート洗浄とは座席など車内の洗浄を行うことです。洗浄➡汚水、洗浄剤の回収という大きな流れがあります。
洗浄をするのでシート表面だけではなく、ある程度の深度までキレイになる方法です。
だからしみ込み汚れに効果的
嘔吐、血液、粗相、おしっこ、醤油、ラーメンの汁、ジュースなどさまざまな洗浄をしてきましたが、これらのしみ込みを取り除くにはカーシート洗浄が必要です。
重曹や消臭スプレーはどうか？
重曹では粉から自家生成した重曹水や重曹の直接がけはお勧めできません。粉にはじまり粉に戻るからです。この失敗例は多数あります。
似たようなものにアルカリ電解水がありますが、こちらは水なので粉を残すことはありません。このように似て非なる物がたくさんあります。
消臭スプレーではニオイを包み込む方法もありますが、限界があります。特に大量にこぼされたニオイの元に対しては効果は限定的となります。
また消臭スプレーの界面活性剤などが大量に残ってしまいます。
カーシート洗浄の活用
- 大量のニオイ発生源をこぼしたとき
- 液体をこぼしたとき
- 中古車購入時など
- ヤニ汚れ
こうしたときにはカーシート洗浄がもっともよい答えにつながります。
バキュームクリーニングとは？
掃除機掛けです。これ自体はどれだけ細やかにできるかがすべてです。ブラシなどを併用して細やかに除塵することがキレイに仕上げるコツです。
車内よごれの８０％程度はほこり
と言われています。ホコリにはダニや砂なども含まれています。
しみ込みはとれません
バキュームではしみ込みが十分にとれません。バキュームが乾式の場合は故障の原因になることもあります。
バキュームクリーニングの活用
特にしみ込みや強いニオイがない場合はバキュームとスチームを併用することで見た目にもキレイになったと実感できます。
スチームだけではダメなの？
わたしはしません。必ず存在するダニはタンパク質で構成されていますので、タンパク質は熱で凝固するからです。すると繊維にタンパク質のかたまりを残しやすくなるわけです。
少なくともバキュームをかけてから、理想的にはリンサー洗浄してからとなります。
スチームは固着した汚れを剥がしやすくしますし、熱に弱い細菌などを不活化します。
車の特殊清掃とは？
汚染源により車内環境が、健康面の悪化やストレスの増大につながる状態を、清掃によって健康面への悪影響やストレスの発生を抑える清掃です。
嘔吐などではノロウイルスなど健康面への悪影響は想像しやすいと思います。ストレスとはニオイストレスなどをさします。その空間にいることが負担になるということもあります。
タンパク質や油脂が多い
特殊清掃が必要な清掃では、タンパク質や油脂が多い傾向があります。これらの除去が清掃の重点となりますが放置するとダニの温床になります。
時間経過による二次被害を考えると汚物を洗浄除去することの重要性がわかります。
吸着や分解で取れるのか？
吸水シートや分解成分を試みることもあると思いますが、シート内に染みた汚物は湿気を与えられると表面上に上がってきます。毛細管現象と呼ばれるものです。
吸着や分解は表面的な処理になることが多く、雨や夏の湿気、雪などの水分によって浸透したニオイが上がってくることが多いでしょう。
ニオイが上がってい来るということは、栄養源がシート内部にとどまっているので、莫大なダニの発生につながっていくと考えられます。
吸着シート、重曹、分解スプレー
これらを購入し作業をする時間を考えると洗浄した方が確実であると言えます。
吸着シートではニオイは取れないことが多いでしょう。重曹では白い粉が浮き上がってくることがあるでしょう。分解スプレーでは思った成果があげられずに、使いすぎて別の心配をすることになるでしょう。
ステラ清掃化学では汚れに応じて異なる清掃プログラムで洗浄をします。汚物の成分が違うから方法も異なるのです。また車の素材をみて洗浄剤を変えるべき場合もあります。
これらの方法は実践と論文などの情報を元に検証的に高めてきた技術なのでブラックボックスとしていますが、お客様に喜ばれております。
